旭丘高等学校 少年相撲教室IN旭丘

小田原から世界へ−未来の横綱目指して−
少年相撲教室IN旭丘



大相撲小田原場所・ちびっこ相撲に向けて 旭丘高校第2校地(久野・荻窪キャンパス)で 連続9回の少年相撲練習会が実施されています


 8月25日(金)に小田原アリーナで開催される大相撲小田原場所では、前座として「ちびっこ相撲」(10:30〜11:00予定)が行なわれます。この本番に向けて、旭丘高校第2校地(久野・荻窪キャンパス)相撲場で、地域の小学生(1〜3年)を対象とした事前練習会が、5月初めから月2回ほどのペースで実施されています。指導に当たっているのは、旭丘高校相撲部顧問の岸田光弘先生。そして、旭丘高校相撲部員と日頃旭丘高校の相撲場で行なわれている地域相撲教室に参加している中学生もアシスタントとしてちびっこたちに廻しの締め方や蹲踞(そんきょ)・塵手水(ちりちょうず)などの礼法を教えています。
 ちびっこ相撲への参加者は30人の応募枠に対して100名にも及ぶ小学生の申し込みがありました。主催者側は希望者全員を参加させてあげようとこれを受け入れ、毎回の練習会では旭丘高校相撲場に溢れんばかりにちびっこたちが訪れ、元気な声を出して稽古に励んでいます。


参加した保護者の方の声

 ●家族全員相撲が好きで、小田原巡業でちびっこ相撲があると新聞折り込み広告で知り、小学2年生の子どもに聞いたとこ、ぜひやりたいとのことで参加しました。毎回、高校生がとてもしっかりしていて面倒見がよいことに驚き、人として尊敬できると感じています。相撲を通して礼節も育っているのですね。旭丘高校に対してもイメージが変わりました。

●参加するまで、旭丘高校にこんな立派な相撲場があることや力士になるべく大相撲界入りした卒業生がいることを知りませんでした。1人では出来ない相撲の作法や動きを高校生のお兄さんたちが優しくコーチしてくれるので、とても有り難いです。子どもはお相撲さんタイプの太い体型なので、蹲踞(そんきょ)・塵手水(ちりちょうず)・四股(しこ)などをしている姿を見ていると、とても本人に合っていて、良い機会をもらったと感謝しています。

●小学校でもらった案内のチラシを見て、私から息子に声をかけたら、「やってみる」という答えが返ってきて参加しました。相撲は普段からテレビで見ていて大好きです。まだ小学校1年生なので、蹲踞や塵手水などの作法を覚えるのは難しいみたいですが、挨拶が出来るようになったのは親として嬉しいです。また、この練習会で友だちも出来て、毎回楽しみに参加させてもらっています。

●松田に住んでいます。参加しているのは年長の娘です。父親の会社の知人からこの取り組みのことを聞き、途中から無理を言って参加させていただきました。相撲は、おじいちゃん・おばあちゃんの影響でお姉ちゃんと弟の二人ともが大好きで、二人でしょっちゅう裸になってまねごとをしています。廻しをもらえたのをとても喜んでいて、家でも蹲踞や塵手水の練習をしています。25日の本番がとても楽しみです。


「子どもたちから元気をもらえる」−アシスタントを務める二人のモンゴルからの留学生に聞きました−

●子どもたちがたくさん集まって来ると自分も元気がもらえます。相撲の良さは、やはり「礼」、つまり人を尊重し大切にすることにあると思います。子どもの頃から相撲を通してそうした礼を学ぶのは大切なことなので、こうしたちびっこ相撲教室をすることはとても意味があると感じます。そして、この子たちの中から将来相撲をやって活躍してくれる人が出てくれたらいいなと願っています。
(ダライバートルくん)

●やっていて楽しいです。子どもたちは、しっかり指示して一緒にやれば、みんなしっかりやってくれます。子どもたちと同じ気持ちになってやるように心がけています。みんなの笑顔が見れると「よかった」と感じ、疲れているときでもエネルギーが出てきます。もうすぐ青森のインターハイ(相撲・個人戦)なので緊張していますが、ここでもらった元気を持って、優勝を目指して頑張って来たいと思います。
(チョイジルスレンくん)